広島のピーター・ウタカと浅野拓磨【写真:Getty Images】
サンフレッチェ広島のナイジェリア人FWピーター・ウタカは、アーセナルへの移籍が決まったチームメイトの浅野拓磨について語った。
かつてベルギー、デンマーク、中国と渡り歩いた元ナイジェリア代表ストライカーは、2015年に清水エスパルスに加入。今季から広島に加わり、浅野と同僚となった。
母国ナイジェリアメディア『オウンゴール・ナイジェリア』のインタビューに答えたウタカは、清水時代は浅野は対戦したくなかった選手だったと明かしている。
「彼はほとんどの人が思っているような並みの選手ではない。僕が今季広島に加入する前、昨年は対戦するのが嫌だった選手のひとりだ。彼はイングランドで成功できる全てを持っている。得点も出来るし、他の選手を活かすこともできる。そして、ディフェンスを恐れることもない」
浅野にとってはこれが初の海外挑戦、しかもそれが世界屈指の名門アーセナルとなったあるが、ウタカは浅野がイングランドで活躍できると太鼓判を押している。
「タクマは監督がチームに持っておきたいと思えるタイプの選手だ。まだ21歳だが、すでにファンから気に入られている。イングランドでもアーセナルファンは気に入ると思うよ」
今月17日に行われる横浜F・マリノス戦が浅野の広島でのラストゲームになるため、2人がともにプレーできるのはあと3試合となっている。その後、浅野はU-23日本代表としてリオ五輪に挑み、イングランドへと渡る。
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