GK川島永嗣【写真:Getty Images】
ギリシャ1部リーグの名門パナシナイコスへの移籍が噂されている日本代表のGK川島永嗣だが、その実現の可能性は低いようだ。5日にギリシャメディア『ノヴァ・スポーツ』を含む複数のメディアが報じている。
現在33歳の川島は、昨年の12月にスコットランド1部のダンディー・ユナイテッドに入団。16試合に出場するもチームは2部への降格が決定した。そして6月30日で契約が満了し、現在新たな移籍先を探している。
そこで新天地としてパナシナイコスの名前が浮上したようだ。川島に関心を示している欧州のクラブの中で、現在代理人の関係者が話をしているクラブが同クラブだという。
パナシナイコスは、過去のインテル時代に日本代表DF長友佑都をコーチした経験のあるアンドレア・ストラマッチョーニ監督が率いるチームだ。しかし、同クラブの獲得リストには川島の名前は書かれてはいないようである。
その上クラブが新たなGKを探しているかもはっきりとしていないために現地ではこの噂を寝耳に水として受け取っているようで、現時点では実現する可能性は低いとみられているようだ。少し前にはギリシャ1部リーグのPAOKテッサロニキも川島の獲得に関心を示していたようだが、結局交渉は進展しなかったようである。
川島は、過去にベルギー1部のスタンダール・リエージュに在籍していた時にチャンピオンズリーグの予選第3回戦でパナシナイコスと対戦した。当時川島は2試合とも先発出場し、プレーオフ進出に貢献している。
現在無所属の川島。ロシアで開催されるワールドカップを目指すためにも早目に新天地を見つけたいところだ。
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