マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
今季からマンチェスター・ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、同クラブで初めての記者会見に臨んだ。英紙『ガーディアン』などが詳細を報じている。
「ナーバスになってなどいない。私はこれまでの10年以上をビッグクラブの期待とともに過ごしてきた。私のキャリアにおいて正しい時が来た。モチベーションに溢れているよ。私はここにいることを望んでいたんだ。このクラブ、国、プレミアリーグにいたい」
新たな挑戦に燃えているモウリーニョ監督は、「クラブは私自身よりもはるかに重要だ。ユナイテッドはチャンピオンズリーグにいるべきクラブで、来年7月にはヨーロッパリーグのために準備するのではなく、本来いなければならない場所にふさわしいクラブであることを証明しよう」と1年でのトップ4返り咲きを高らかに宣言した。
だが、必ずしもプレミアリーグのトップ4が目標ではない。指揮したクラブを必ずタイトルに導いてきた優勝請負人としても知られるモウリーニョ監督は「ここ3年間に焦点を当てれば、チャンピオンズリーグ出場の資格がないという事実がある。私の仕事としてはその権利を取り戻すことや、ヨーロッパリーグでうまくやることと言ってしまえば簡単で現実的だろう。だが、私はそれではダメだと思っている。もっと積極的でいたいんだ。我々は勝利したい」と、あくまで優勝を目標に掲げている。
これまでと変わらず強気で力のある言葉を発するモウリーニョ監督。「私はすべてが欲しい。試合に勝ちたいし、いいプレーもしたい。若い選手も起用したい」と、どこまでも貪欲な指揮官に導かれたチームはサー・アレックス・ファーガソン監督時代のような強さを取り戻せるだろうか。
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