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辞任発表のデル・ニド、「セビージャファンに謝りたい」

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11年の政権に終止符
11年の政権に終止符【写真:goal.com】

セビージャのホセ・マリア・デル・ニド会長(56)が9日、会長職の辞任を正式に発表した。

マルベージャ市のリゾート開発の汚職事件で、同市役所の顧問弁護士として収賄に関与した疑いを持たれていたデル・ニド会長。2011年12月に有罪判決を言い渡されたセビージャの名物会長は最高裁判所に控訴していたが、5日に懲役7年、5年半の弁護士資格停止処分、賠償金278万ユーロという実刑判決が確定している。

セビージャが9日に開いた緊急役員会で、デル・ニド会長は辞任を正式に表明。その後に行われた記者会見では、次のように述べている。

「望まなかった日が、ついに訪れてしまった。私の心臓の一部を引き抜かれた思いだ。この27年間、クラブのためにすべてを尽くしてきた。28歳で(当時の会長)ルイス・クエルバスからクラブに招待されたときには、自分の人生における大きな希望を手にした。それ以降、私は一度もここを後にすることなく、クラブのために尽くしてきた。2002年に会長職となってからは、みんなの期待に応える成果を収められたと思う」

「有罪判決が下されながら、会長職にとどまり続けたことをセビジスタ(ファン)に謝罪したい。私は潔白だと確信していたが、それが間違いとなってしまった。こうなると分かっていたら、辞任を思いとどまることはなかった」

デル・ニド会長は2002年に会長職に就任。2005-06、06-07シーズンにUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)を制覇し、06-07、09-10シーズンにはコパ・デル・レイ優勝に導いた。なお後任は、株主総会で正式に承認されるまで、ホセ・カストロ副会長が暫定的に務めることになる。

Goal.com

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