PKを失敗したイタリア代表のシモーネ・ザザ【写真:Getty Images】
イタリア代表FWシモーネ・ザザが、ドイツ戦でPKを失敗したことについて国民に謝罪した。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが報じた。
EURO準々決勝でドイツと対戦したイタリアだが、試合は120分の延長戦でも勝負は決まらず、PK戦にまで及ぶ激闘となった。
延長戦後半終了の直前に投入されたザザは、先攻のイタリアで2番目のキッカーを務めている。相手GKマヌエル・ノイアーに対して助走中に何度もフェイントを仕掛ける独特なキックを見せたが、最終的にシュートは大きく枠を外れている。
その後は9人目までもつれ込むが、イタリアはグラツィアーノ・ペッレ、マッテオ・ダルミアンらが失敗してベスト8敗退となった。
これが自身にとって初となる国際大会となったザザは、「イタリア国民を失望させてしまって申し訳ないと思っている。僕は人生で一番重要なPKを外してしまった。これは永遠に僕にのしかかるだろう」と、自国民に対して謝罪の言葉を述べた。
一方、ザザはPKのシーンを振り返るとともに、決める自信はあったと語っている。
「僕はいつもああやってPKを蹴っているから、決める自信はあった。ノイアーを逆方向に飛ばせたけど、ボールはあのような方向に飛んでいってしまった」
また、「難しいことだけど、これを乗り越えようと思う。イタリア国民には、僕たちが何を成し遂げたかを知ってほしい」と、ベスト8という結果に満足感を示した。
【了】