PKを外したグラツィアーノ・ペッレ(左)とシモーネ・ザザ(右)【写真:Getty Images】
PKを外したイタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレとFWシモーネ・ザザの2名がSNS上で批判の対象となっているようだ。3日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
現地時間2日にEURO2016準々決勝が行われ、PK戦の末にイタリアはドイツに敗れた。そこでイタリアは4人がPKを外している。
その中でも特に批判が集中しているのは、蹴る前にしたペッレとザザのジェスチャーのようだ。前者はドイツ代表GKマヌエル・ノイアーを挑発するかのようなチップキックのジェスチャーをし、後者はダンスのような長い助走をしている。
そこでペッレには「残念だけど君は(ローマのFWフランチェスコ・)トッティではない」といった批判がされ、そしてザザは「ザザ・ダンス」として動画や合成写真で話題にされているようだ。
そのペッレは、「イタリア国民に謝るよ。だけどノイアーを挑発したかったわけではないんだ」と謝罪すると、「彼を静止状態にさせておきたかっただけだ」とそのジェスチャーの説明をした。
そして、元フランス代表のティエリ・アンリ氏も同2名を批判をしている。
「普通なら最後にPKを外した(DFマッテオ・)ダルミアンのミスが記憶に残るだろうけど、イタリア人からすれば絶対にザザとペッレのミスが記憶が残るはずだ」と彼らのミスを強調すると、「プレッシャーや緊迫した状況から普通にできることができないのは分かるけど、彼らのミスは私が見たPK戦で史上最低だった」と批判をした。
ペッレもザザもA代表での国際大会への出場は今回が初めてだ。この苦い経験もきっと将来への貴重な経験となるだろう。
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