マンチェスター・ユナイテッド所属で元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンドが、同クラブの選手として初めてデビッド・モイーズ監督を批判するコメントを発した。6日付の英メディアが報じた。
ファーディナンドはスポーツテレビ局BTスポーツのインタビューに応じ、今季不調の理由として主にモイーズ監督のチーム選出を批判し、次のように語った。
「今の監督は試合に臨むチームを前もって発表しない点で少し違う。選手たちは直前までチームを把握できない。前の(ファーガソン)監督は発表していたから、選手たちも試合に向けた気持ちの準備を持つ事ができた。
プレーすると分かればモチベーションも上げられるが、今の状況では難しい。プレーするのかしないのか分からない中で、無駄な精神力を使ってしまうし、頭の中が悪循環に陥って気が狂いそうになる」
ファーディナンドは最近の試合に出場していないが、こうしたコメントが自身の出場機会にさらなる悪影響を及ぼすことは必至となる。だが、それほどまでにモイーズ監督新体制が選手たちにとってやりづらいものになっていることなのだろう。
このコメントが出た翌日(7日)の試合、ファーディナンドはベンチ入りしたものの出場機会はなかった。マンチェスター・ユナイテッドもホームで0-1でニューカッスルに敗れ、15節終了時点では9位にまで後退した。
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