イタリア代表のグラツィアーノ・ペッレ【写真:Getty Images】
ドイツとのPK戦に敗れ、EURO2016から姿を消したイタリア代表。PKを外し、非難を浴びているFWのグラツィアーノ・ペッレは、その失敗をイタリア国民に謝罪した。3日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが報じている。
帰国の途に就くフランスの空港でインタビューに応じたペッレは、PK前にチップキックを蹴るジェスチャーをしたことについて「挑発するつもりもなかったし、自分自身の準備のためでもなかった。ただ、GKマヌエル・ノイアーが正面のポジションから動かないようにと願っていたが、彼は私のジェスチャーに気付いていないようだった」と振り返っている。
そして、「イタリア国民に謝罪したい。自分と(同じくPKを失敗した)シモーネ・ザザはいつも練習では決めていたのだが、不幸にもこうなってしまった」とペッレはコメントした。
報道陣からの、いい大会だったか、という問いに、30歳の遅咲きのストライカーは「今は何も考えられない」と答えるだけだった。FW陣の柱として、今大会2得点を挙げる活躍を見せていたペッレにとって、初の国際舞台はあまりに無情な結末となってしまった。
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