イタリア代表のアンドレア・バルザーリ【写真:Getty Images】
壮絶なPK戦の末、ドイツに敗れEURO2016から姿を消したイタリア代表。鉄壁のDF陣の一翼を担ったアンドレア・バルザーリは試合後、カメラの前で号泣した。3日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
試合後のミックスゾーンでインタビューを受けたバルザーリは「我々は全力を尽くした。ものすごく失望している」と述べ、「この敗北だけがずっと残り続ける。我々が頑張ってきたことは何も残らないのだ」というと涙を流し、インタビューを中断した。
そして、「だから、何も残らない。ただただガッカリしている。誰も今回の我々のことなど思い出さないだろう」と35歳のベテランは涙ながらに再び口を開いた。
ベルギー、スペインを圧倒するなど、前評判の高くなかったイタリアが見せた快進撃を考えると、あまりにも無情な幕切れだった。バルザーリの発言は勝負の世界の現実だ。しかし、アズーリDF陣が見せた素晴らしい奮闘ぶりは、EURO2016のハイライトの一つとして、きっとサッカーファンの記憶に残るものだろう。
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