ミランの本田圭佑(左)とモンテッラ新監督(右)【写真:Getty Images】
ミランの日本代表FW本田圭佑は再びクラブで信頼“ゼロ”の状態から再出発を図るようだ。
イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は29日、ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ新監督による予想布陣を伝えた。その中には本田の名前はなく、同選手は再び熾烈な先発争いを強いられると予想している。
本田は指揮官が変わるたびに予想布陣からは外れ、忍耐と少ない出場機会の中でアピールを重ねて先発をもぎ取ってきた。今回も全く同じ展開になるとみられており、モンテッラ監督に自らの実力も認めさせるところからスタートする必要がありそうだ。
現時点での予想布陣は4-2-3-1となっている。
GK:ドンナルンマ
DF:アバーテ、パレッタ(サパタ)、ロマニョーリ、デ・シリオ
MF:クツカ、モントリーボ
MF:※ピアカ、※ソリアーノ、ボナベントゥーラ
FW:バッカ(ラパドゥーラ)
※は獲得候補選手
モンテッラ監督はフィオレンティーナ時代は4-2-3-1と4-3-3、そして3-5-2と3-4-2-1を使い分けサイドアタックを中心とした攻撃を得意としている。シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が会長職にとどまった場合「4-3-1-2指令」が予想されるが、同監督はメインの布陣に4-3-1-2を採用したことはない。
中国資本への売却も近いとみられているミランだが、果たして来季どのようなサッカーを展開するのだろうか。
(文:Keiske Horie)
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