代表引退を示唆しているイケル・カシージャス【写真:Getty Images】
スペイン代表GKイケル・カシージャスが代表を引退するかもしれないようだ。28日付けのイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
35歳のカシージャスは、スペイン代表で167試合に出場した同代表の歴代最多出場選手だ。これまでにキャプテンとして出場したEUROでは2008大会と2012大会で2回優勝し、そして2010年に南アフリカで開催されたワールドカップでもキャプテンとして優勝をしている。
しかし、EURO今大会ではGKダビド・デ・ヘアの控えとなり、一度も出場しないまま大会から姿を消した。
そのカシージャスは、自身の公式ツイッターに代表引退を示唆するような動画を投稿。その動画とは、アクション映画『ランボー』シリーズで、ジョン・ランボーがかつての上官であるサミュエル・トラウトマン大佐に、「どこかは分からないが、オレはここから去る」と別れを告げている1シーンだ。
さらにその会話の中で、「オレの国を憎むだって?彼のためなら死ねる!」ともランボーは発言している。
それから同選手は、このはっきりしたメッセージを悟った彼のファンたちから計り知れないほどの愛情のメッセージを受け取り、そして間もなく「#GraciasCasillas(ありがとう、カシージャス)」のハッシュタグが話題のトピックとなっている。
スペイン代表の歴代ゴールキーパーで最も多くのタイトルを獲得したカシージャス。果たして本当に代表を引退することになるのだろうか。その去就に注目が集まる。
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