ステファーノ・オカカ・チュカ【写真:Getty Images】
中国クラブの欲はとどまるところを知らない。今度はイタリア代表FWステファーノ・オカカ・チュカの江蘇蘇寧移籍が濃厚となった。ベルギーメディア『DH』などが報じている。
昨夏サンプドリアからベルギ−1部のアンデルレヒトへ移籍したオカカ・チュカは、リーグ戦15得点の活躍でチームの2位確保に貢献した。ローマの下部組織出身でイタリア代表れも4試合に出場した経験持つストライカーはキャリア初のシーズン二桁得点で安住の地を見つけたはずだった。
そこに江蘇蘇寧が移籍金1000万ユーロ(約12億円)と年俸400万ユーロ(約5億円)を提示し引き抜きに動いた。選手本人は26歳という年齢や将来的な代表復帰のため移籍に難色を示し、イタリアに近いベルギーを出たがらなかったようだがクラブの事情は違った。
アンデルレヒトにとって1000万ユーロは大金で、オカカ・チュカが獲得時の3倍以上の価値になったことも影響して売却以外の選択肢はなくなった。すでにフロントが交渉のためイタリアへ飛んでおり、近日中に中国行きが正式なものとなるという。
江蘇蘇寧を所有する蘇寧電器は先日インテルの株式を70%取得して話題を呼んだ。今後はオカカ・チュカの獲得を皮切りにイタリアとのつながりを強めていくつもりなのかもしれない。
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