東京Vへ移籍した二川孝広【写真:Getty Images】
J1のガンバ大阪は28日、MF二川孝広がJ2の東京ヴェルディに期限付き移籍することを発表した。期限は2017年1月31日までとなる。
ユース出身の二川は1999年にトップチームに昇格すると、その後はクラブの主力として活躍。G大阪一筋でプレーしてきたが、36歳の誕生日を迎えた翌日に人生初の移籍となった。
G大阪のオフィシャルサイトを通じ、「17年半、有難うございました。在籍中にはタイトルも獲ることが出来て、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。シーズン途中で抜けることは申し訳ないですが、自分自身まだまだプレーしたい気持ちもあったので、チャレンジすることにしました」と古巣のサポーターに感謝を述べている。
二川はJ1通算394試合で43得点、J2通算36試合で4得点を記録。J1優勝を2回、ACL優勝を1回、天皇杯優勝を4回、ナビスコカップ優勝を2回などクラブの黄金期を支えた。
また、2003年にクラブ史上初めて背番号10を背負う日本人選手となった。今季はトップチームでの出場機会はなく、J3のU-23チームで10試合に出場している。
新天地となった東京Vは現在22チーム中19位。J2残留争いを繰り広げているが、経験豊富なベテランMFは窮地の名門を救う存在となるだろうか。
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