中国移籍が噂されるフッキ【写真:Getty Images】
ロシアリーグ1部のゼニト・サンクトペテルブルクに所属するブラジル代表FWフッキが、中国リーグ史上最高額で中国プロサッカーリーグ1部の上海上港へ移籍することになるようだ。26日付のブラジル紙『ランス』が報じている。
来月に30歳を迎えるフッキは、年棒1800万ユーロ(約20億円)を提示した上海上港のオファーを受け入れたようだ。そして、名将スヴェン・ゴラン・エリクソン監督が指揮を執る同クラブは、ゼニトに5500万ユーロ(約62億円)を払うことになるようである。
62億円という金額は、中国リーグ史上最高額となる金額だ。これまでは、5000万ユーロ(約56億円)で江蘇蘇寧へ移籍したMFアレックス・テイシェイラ・サントスの移籍金が中国リーグ史上最高額とされていた。よって、もしこの交渉が成立すれば、その記録を上回ることになる。
中国プロサッカーリーグ1部の広州恒大もフッキの獲得に興味を示していたようだが、オファー額が適切だとは判断されなかったようだ。
かつてJリーグでもプレーしていたフッキは、2012年にゼニトに加入するとこの4年間で147試合に出場し、74得点と60アシストを決めている。一方で今季は、39試合に出場し、23得点と25アシストを決めた。
上海上港は、現在15試合を終えて勝ち点24を稼ぎ、4位につけており、来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)への出場権を獲得するために現在争っている最中である。果たしてフッキは、同チームの救世主となることができるだろうか。
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