フランス代表を窮地から救ったFWアントワーヌ・グリーズマンは、ベスト8進出を喜んでいる。理想的な逆転勝利の要因はチーム力にあるようだ。26日、フランス紙『レキップ』が伝えている。

　グリーズマンは試合後「誰もが救世主だ」と謙虚な姿勢をみせた。「前半はとても悪かった。ハーフタイムに監督と選手たちとで反省点や改善点を言い争った」とロッカールームでの模様を伝えている。

「僕たちは後半は別のフランスを見たかった。そのおかげで後半はうまく反撃できたね。ファンも僕たちを助けてくれた。ベスト8進出は全員にとって最高の結果だよ」と意気揚々と話した。

　試合開始2分にアイルランド代表に先制点を許したフランスには暗雲が垂れ込めていた。それを切り裂き、晴天をもたらしたのはグリーズマンだった。57分、61分に連続して得点を記録。フランスをベスト8に導いている。

　だからといって自画自賛するつもりは一切ない。「この勝利はチーム全体のものだよ。（DFバカリ）サニャはよく守ったし、（FWオリビエ）ジルーも“効いて”いたね」とチーム力を誇示した。

　苦しみながらも、ここにきて大エース・グリーズマンが爆発したフランス。開催国を悲願の優勝に導くことができるのだろうか。

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