川崎フロンターレの中村憲剛【写真:ダン・オロウィッツ】
【川崎F 2-0 大宮 J1リーグ1stステージ最終節】
川崎フロンターレのMF中村憲剛が25日、J1リーグ1stステージ最終節を終えてコメントした。
J1リーグ1stステージ最終節で川崎Fは2-0で大宮アルディージャを破ったものの、鹿島アントラーズがアビスパ福岡相手に勝利したことで1stステージ優勝とはならなかった。中村は「試合に勝利したことは嬉しい。1stステージを優勝できなかったのは悔しい。2位というのは事実なので、次に活かしていきたい」と心境を語った。
前節を腰痛によって欠場した中村だったが、名古屋戦では先発フル出場を果たしている。「ピッチに立ったら自分の持っているものを出すしかない」と語った。負傷明けにも関わらずフル出場したことについての驚きがあったと明かしたものの「フル出場は一つのメッセージ」と責任感を持ってプレーしたことを強調した。
またしてもJ1でのタイトルに手が届かなかった川崎F。しかし、中村は「2位なのは事実だけれど、終わったわけではない。積み上げた勝点38は消えない。培った自信も消えない。今日の勝点3も次に繋がります」と前を向いている。
中村は今季とりわけチームの成長を実感していると語り「これまでは僕と(大久保)嘉人がやるというチームだったが、今は変わってきている。彼ら若手の成長がそのままチームの成長に繋がっています。まだまだ伸びしろはありますね」と期待を伺わせた。
1stステージで優勝を逃した川崎Fだが、例年になくチームの完成度は高い。果たして、好調を維持して2ndステージ優勝、年間優勝を成し遂げることはできるのだろうか。
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