PSGのローラン・ブラン監督【写真:Getty Images】
オイルマネーによる金満ぶりで知られるパリ・サンジェルマン(PSG)は退職金も超ド級のようだ。23日付のフランス紙『レキップ』が報じている。
PSGのローラン・ブラン監督は、最早PSGの監督ではなくなったとみられている。同監督はすでに前日の22日の朝に契約解消のサインをしたようで、後は正式発表を待つだけの状況だ。そして、残りもう2年間の年棒と今季の半分の年棒、それにボーナスを加えた2200万ユーロ(約26億円)という莫大な金額の退職金を受け取ることになるようだ。
前任のカルロ・アンチェロッティ監督の後任として2013/2014シーズンから3年間指揮を執って来たブラン監督は、リーグ三連覇、そして国内三冠を一度、さらにフランス史上初となる国内四冠を2年連続で成し遂げる偉業を達成した。それでもチャンピオンズリーグでの不十分な成績が退任の原因となっている。
一方で、PSGはヨーロッパリーグ三連覇を達成したセビージャを退任したウナイ・エメリ監督を来季の新指揮官として招聘することになるとみられている。偉業を成し遂げながらも退任する羽目となってしまったブラン監督。しかし彼が非常に裕福な失業者であることは間違いない。
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