ユベントスのパウロ・ディバラ【写真:Getty Images】
ユベントスの“至宝”パウロ・ディバラは悲願のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げるために全てを犠牲にする覚悟のようだ。23日にアルゼンチンのメディア『TyCスポーツ』が報じている。
アルゼンチン代表FWディバラは現在開催中のコパ・アメリカにも、今夏にリオデジャネイロで開催されるオリンピックにも出場しないことが決まっている。
一度はリオ五輪に向けた35名の予備メンバーに名を連ねたが、五輪はFIFA(国際サッカー連盟)の定める国際マッチカレンダーに含まれてはいないため、クラブ側に派遣義務はないとして所属先のユベントスがディバラの出場を認めなかった。当時ディバラ自身も「ユベントスが許可しなかった」と明かしている。
しかし、五輪欠場はディバラ本人の同意の下でされた決断だったことが明らかとなっている。
ディバラは「クラブと幹部と監督と話をしたよ。彼らはあらゆる状況を検討し、そしてチャンピオンズ制覇が目標だと説明したんだ」と五輪出場を断った理由を説明している。
「そのために彼らは、僕らの誰もにしっかりと準備をしてもらいたがっているね。昨年に僕らはしっかりと準備をしなかったし、1年間で40回も怪我人を出してしまったんだ。だからこそ彼らは、僕らの誰もが夏季キャンプに参加できるよう望んでいるんだよ」
念願のCL制覇に向け、クラブ全体から期待されている22歳のディバラ。勿論母国のアルゼンチンからも期待されているが、代表チームでプレーすることは夏季キャンプが終わってからでも遅くはないはずだ。
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