ミラン移籍が決定的となったジャンルカ・ラパドゥーラ【写真:Getty Images】
ペスカーラに所属するFWジャンルカ・ラパドゥーラが、日本代表MF本田圭佑のミランに電撃移籍することになったようだ。23日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』を含む複数のメディアが報じている。
26歳のラパドゥーラは、今季に30ゴールを決めてセリエB得点王に輝いたことで、その去就が注目されていた。ユベントスやナポリといったビッグクラブやサッスオーロやジェノアが同選手の獲得争奪戦を行っていたが、極秘に近づいていたミランが電撃的にその争奪戦を制したようである。
ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは、先週ミランの本部でペスカーラのダニエレ・セバスティアーニ会長と内密に交渉を行ったようだ。そして本日17時にミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長からゴーサインが発せられ、移籍金1000万ユーロ(約12億円)で交渉が成立したようである。翌日の明朝8時30分には、すでにメディカルチェックも予定されているようだ。
ラパドゥーラの新天地は、本日の13時まではジェノアが最有力候補だとみられていたようである。午前中には肖像権の問題を解決しようとしていたナポリが最有力候補だったようだが、今季のセリエA得点王であるアルゼンチン代表のFWゴンサロ・イグアインの存在が選択に大きな影響を及ぼしたようだ。
そして午後には、ラパドゥーラ本人と直接話をし、来季の監督とは無関係にレギュラーポジションを約束したことで、ミランはペスカーラと合意に至ったという。
プロキャリアで初のビッグクラブ挑戦となるラパドゥーラ。未だに来季の指揮官は決まっていないにせよ、ミランでその実力が発揮できるだろうか。
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