インテルの長友佑都【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルはイタリア・セリエAで最も“ダーティ”なクラブとなってしまった。
レガ・セリエAが22日、2015/2016シーズンのフェアプレーランキングを発表した。退場者の数、イエローカードの枚数、そして選手や監督やクラブに科される罰金処分の合計から算出されたランキングを定め、これらの処分が一番少なかったチームに対してその功績を認めている。
1位は驚異の躍進を見せ、クラブ史上初のヨーロッパリーグ出場権を獲得したサッスオーロだ。そして、終盤に同チームに順位で追い抜かれてしまった日本代表MF本田圭佑が所属するミランは6位に入っている。
五連覇を成し遂げたユベントスだが、サポーターの差別的チャントに対する罰金処分の金額も多く、13位にランクインした。同じようにチャンピオンズリーグの出場権を手にしたナポリとローマもそれぞれ16位と17位にランクインしている。
一方で、最下位のクラブとなってしまったのは、日本代表DF長友佑都が所属するインテルだ。今季は罰金処分に加え、イエローカードを100枚、そして累積警告を含め、レッドカードを13枚提示されている。
長友自身もイエローカードを4枚、そしてレッドカードを1枚、累積警告でレッドカードを1枚をもらっており、このチームのネガティブなデータに貢献してしまった。大一番ナポリ戦での退場は現地イタリアでも議論を呼んだ。
試合結果においてもフェアプレーにおいても素晴らしい結果を出したサッスオーロ。イタリアのビッグクラブらもその姿勢を見習うべきだろう。
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