マルセイユ加入が目前に迫る酒井宏樹【写真:Getty Images】
ハノーファーの日本代表DF酒井宏樹が加入間近といわれているフランス・リーグ1のマルセイユは、主力選手が大量放出の危機あるようだ。仏『sports.fr』が伝えている。
マルセイユはリーグ優勝9回、フランスカップ優勝10回、チャンピオンズリーグ優勝1回など数々のタイトルを獲得してきたフランス屈指の名門クラブだが、財政難に陥っているという。
フランス代表GKスティーブ・マンダンダやカメルーン代表DFニコラ・ヌクルは今季限りで契約満了となり、移籍が噂されている。
また、期限付き移籍で加入している選手も多く、ルーカス・シルバ(レアル・マドリー)、ハビ・マンキージョ(アトレティコ・マドリー)、スティーブン・フレッチャー(サンダーランド)、パオロ・デ・チェッリエ、マウリシオ・イスラ(ともにユベントス)といった選手も所属元クラブに復帰するのではといわれている。
すでにフランス人DFベンジャミン・メンディをモナコに1500万ユーロ(約17億7000万円)で売却しており、モロッコ代表MFアブデラシス・バラダもUAEのアル・ナスルに間もなく200万ユーロ(約2億3600万円)で移籍する見込みとなっている。
今季ブレークを果たしたEUROに挑むベルギー代表にも選出されたミッチー・バチュアイはビッグクラブから狙われており、マルセイユは移籍金を3000万ユーロ(約35億4000万円)に設定している。
酒井は今季限りでハノーファーとの契約が満了となるため、獲得資金に乏しいマルセイユはフリーで獲得することができる。その他にもリヨンのカメルーン代表DFヘンリー・ベディモの獲得に迫っているが、酒井と同様に今季で契約が満了となる選手である。
現地時間23日にも酒井はメディカルチェックを受けるといわれており、加入は決定的とみられている。
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