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欧州でナニ争奪戦が勃発。トルコで復活遂げ再び人気銘柄に

text by 編集部 photo by Getty Images

ナニ
ナニはフェネルバフチェで評価を取り戻しつつある【写真:Getty Images】

 トルコリーグ参戦で見事な復活を遂げたポルトガル代表FWナニに欧州各国の強豪クラブが熱視線を送っている。スペイン紙『ムンド・デポルティボ』などによれば、少なくとも3ヶ国の名門が獲得に興味を示しているようだ。

 フェネルバフチェ移籍1年目の今季、公式戦46試合に出場し12ゴールを挙げたナニ。近年の低調ぶりが嘘のようなパフォーマンスで再び評価を高めている。

 3月の時点で報道が出ていたイタリアのインテルのほか、スペインからバレンシアとアトレティコ・マドリー、イングランドからはエバートンと古巣マンチェスター・ユナイテッドがナニの動向を追っているという。

 特にスペイン勢は熱心で、11月に30歳を迎えるウィンガー獲得に向けてフェネルバフチェに移籍金500万ユーロ(約6億円)を支払う構えを見せている。また、ユナイテッドは同胞のジョゼ・モウリーニョ監督が就任したことで獲得への関心を強めているようだ。

 トルコメディアの報道によればフェネルバフチェはナニの引き抜きを試みるクラブに移籍金850万ユーロ(約10億円)を要求している。選手の代理人は今夏の退団を示唆しており、両者のもつれも懸念される。

 果たしてナニは欧州の第一線に返り咲けるのか。30歳を前に今夏がトップレベルの舞台へ戻るラストチャンスになるかもしれない。

【了】

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