スペイン代表のジェラール・ピケ【写真:Getty Images】
EURO2016、クロアチアvsスペインの一戦で、自国の国歌演奏中に中指を立てるパフォーマンス見せたとして非難を浴びているスペイン代表のジェラール・ピケは、国歌と代表への敬意をコメントした。22日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
ピケは、問題となった行為に対し「一度たりとも国歌に敬意を欠いたことはない。みんな僕を分かっているはずだ」と述べ、「我々はEUROを勝ちに来たのだ。時にはレアル・マドリーとバルセロナは分裂することもあるだろう、でも今は共にEUROを獲るために頑張らねばいけないんだ」とコメントした。
そして、クロアチアに敗れたことにより、次戦はイタリアとの対戦が決まったが「より難しいゲームになるのは明らかだが、あまり心配はしていない」と楽観的であることを述べ、「我々の相手も、今頃ホテルで、(僕たちと対戦することで)道のりがより難しくなったと思っているだろうね」とコメントしている。
とかくその言動が波紋を呼びがちなピケ。今回はスペイン代表にとって、2004年以来のEUROでの敗戦と重なってしまったこともあり、余計に非難を浴びてしまった。初戦のチェコ戦では値千金の決勝ゴールも決めるなど、その存在感が大きいのは間違いない。この騒動の火消しのためにも、次戦のイタリア戦で答えを出すしかなさそうだ。
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