“ミランキラー”ことドメニコ・ベラルディ【写真:Getty Images】
“ミランキラー”ことサッスオーロのFWドメニコ・ベラルディを巡って再びイタリアダービーが再熱した。21日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』を含む複数のメディアが報じている。
事の発端は、インテルがサッスオーロへ2500万ユーロ(約29億円)、そしてベラルディに年棒250万ユーロ(約3億円)とされる5年契約のオファーを提示したことだ。
これを受けて、そのベラルディの買戻し権を持つユベントスのゼネラルディレクターのジュゼッペ・マロッタ氏は、「我々はサッスオーロと共にもう1年間クラブへ留めさせておくことに決めた」と返答。そして、インテルが提示したオファーについて「あそこへ行くとは思わない」と答えている。
しかし、ベラルディの代理人であるシモーネ・セゲドーニ氏は「インテルには行かないと言ったって? 現在最も重要な言葉はサッスオーロ側から発せられるべきだ」と『ラディオ・スポルティーヴァ』でマロッタ氏の発言に反論した。
「我々はインテルからクラブにも選手にも重要な金額が提示されたオファーを受け取ったんだ。今は共に検討するためにドメニコがバカンスから戻って来るのを待とう」
さらに、ユベントス行きを断った理由について「この選択は、選手を失いたくないサッスオーロと成長過程を中断させたくない選手本人によって出された結果なんだ」と説明。そして「今インテルから予期せぬオファーが届いたね。近年ユベントスに獲得を望まれたことを誇りに思うが、現在この件の唯一の主役はサッスオーロだけなんだ」と答えた。
ユベントスとインテル、果たしてどちらがこの争奪戦を制することになるだろうか。
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