フランスで開催されているEUROもグループA~Dまでが全試合を終え、グループEとFが最終節を残すのみとなった。
出場国数が「24」に増えた今大会は決勝トーナメント進出のレギュレーションも変更されており、各グループ上位2チームに加えて3位チームのうち成績上位4チームも決勝トーナメントに進出できる。
しかし、今大会から新たに発生した“3位問題”が決勝トーナメントの組み合わせを複雑化している。
決勝トーナメントの組み合わせは、全6グループのうちどのグループから3位突破チームが出るかによって異なってくる。
3位突破チームと対戦するのは、それぞれ1位通過を果たしたフランス、ウェールズ、ドイツ、クロアチアの4チーム。現時点で、組み合わせの可能性は上図の6パターンある。
3位でグループステージ突破が確定しているのはスロバキアと北アイルランドの2チームのみ。アルバニアとトルコもそれぞれ3位だが、突破できるかどうかは他のチームの結果次第で決まる。
上図を見れば、フランスは北アイルランドと、またドイツはスロバキアと決勝トーナメント1回戦で対戦する可能性が高いのがわかる。また、ウェールズはアルバニアまたはトルコと対戦する可能性が高い。
ただしフランスは、決勝トーナメントに進出する3位突破チームがB・C・E・Fの4グループから出た場合のみ、Eグループの3位チームと対戦する。クロアチアは、A・B・C・Dから3位突破チームが出た場合、スロバキアとの対戦となる。
現地時間22日には残りの試合が開催されるが、全ての試合が終わるまでは決勝トーナメントの組み合わせが分からない展開となりそうだ。
■グループE
スウェーデン vs ベルギー
イタリア vs アイルランド
1.イタリア(6)【GS突破確定】
2.ベルギー(3)
3.スウェーデン(1)
4.アイルランド(1)
■グループF
ハンガリー vs ポルトガル
アイスランド vs オーストリア
1.ハンガリー(4)【GS突破確定】
2.アイスランド(2)
3.ポルトガル(2)
4.オーストリア(1)
【了】