スペイン代表のセスク・ファブレガス【写真:Getty Images】
EURO3連覇へ向け順調な滑り出しを切ったスペイン代表。MFセスク・ファブレガスはチームの雰囲気の良さをアピールし、とりわけ控えに回っているGKイケル・カシージャスの存在を称賛している。18日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
グループリーグ2戦目のトルコ戦で3-0と快勝した翌日、会見に現れたセスクは「非常に気持ちが前向きだ。若手も貢献しているし、チームに一体感がある」と述べ、「特にトルコ戦の後半はポゼッションもよかったし、攻守に楽しんでプレーできた」と続けた。
そして、長年君臨していたゴールマウスをダビド・デ・ヘアに譲ったカシージャスについては「彼はみんなにとって愛すべき存在だ。これまでの実績だけでなく、その人となりによるものだ」と評し、「彼は数試合プレーから離れているが、真のキャプテンであることを示している。デ・ヘアのこともよくサポートしているし、いいお手本だ」と2人のGKの関係のよさも語った。
「ピッチ上で自由を与えてもらい、気持ちよくプレーできている」と語る背番号10は、しきりにピッチ内外でのチームの雰囲気の良さをアピールしていた。大会直前には、親善試合での敗戦や、ピッチ外でのスキャンダルもあり、不穏なムードも囁かれたが、見事に王者は立ち直った。このいいムードの中でスペインは一気に突っ走ってしまうのだろうか。
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