JFAの霜田正浩ナショナルチームダイレクター【写真:編集部】
日本サッカー協会(JFA)の霜田正浩ナショナルチームダイレクター(NTD)は14日、リオ五輪のオーバーエイジ(OA)枠について言及した。
同日にガンバ大阪のDF藤春廣輝とサンフレッチェ広島のDF塩谷司のOA枠内定が各クラブから発表されているが、2人が選出された理由を霜田NTDは次のように説明した。
「(A代表のヴァイッド)・ハリルホジッチ監督ともいろいろ話しをしましたけれども、23歳以下の年代で世界大会を勝ち抜いていくためにはヨーロッパで戦う経験や国際試合を戦う経験、U-20やU-17の世界大会を経験している選手が少ない。
一発勝負の短期の世界大会に関しては経験がものをいうだろうということで、Jリーグでも経験を積んでいる、あるいは日本代表選手として海外の大会に参加したことがある、アウェイでのプレー経験があるという選手で、尚且つリオ五輪だけではなくてロシアに繋がる戦力であるということで、この2人には期待をしています」
なお、本大会は18人の本メンバーに加えて4人のバックアップメンバーが選ばれるが、この2人に関しては本メンバー入りとなることが明かされている。
また、OA枠はもう1枠残されているが、国内外所属あるいはポジションなどに関して霜田NTDは「決まり次第、可及的速やかに発表したいと思います」と明言は避けた一方で、「使いたいなと思っています」と3人目となるOA選手を招集する意向を示した。
U-23日本代表は今月29日にU-23南アフリカ代表とテストマッチを行うが、OA選手の招集についてはクラブとの相談によって決定するとしている。
リオ五輪に出場するU-23日本代表メンバーは、7月1日に発表される。
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