各地で暴動が発生しているフランス【写真:Getty Images】
フランス政府が、EURO2016の試合開催地となっているスタジアムに対して、アルコールの販売禁止を要請した。13日に英メディア『BBC』が報じている。
同メディアによると、フランス政府が試合会場やファンゾーンでのアルコール販売を禁止にしたとのこと。各地で暴動が勃発していることもあり、これ以上の被害を増やさないための処置のようだ。
イングランド代表対ロシア代表の試合が行われたマルセイユでは、3日間続けてフーリガンによる暴動が発生していた。負傷者が続出し、重体となっているサポーターもいる。
また、ドイツとウクライナのファン同士も衝突し、ニースでは北アイルランドのサポーターが数十人の若者に瓶を投げつけられ、乱闘騒ぎになる事態となっていた。酒に酔った北アイルランドのファンが転落死する事故も起きており、今回のアルコール販売禁止に至ったようだ。
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