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村井チェアマン、浦和の株式問題で見解示す。現状では規約抵触はなし

text by 編集部 photo by Editorial Staff

村井
Jリーグの村井満チェアマン【写真:編集部】

 Jリーグは9日、臨時理事会を開催し、その後の記者会見で村井満チェアマンが浦和レッズの今後について見解を示した。

 浦和の筆頭株主である三菱自動車工業株式会社は50.625%の株を保有しているが(浦和のオフィシャルサイトを参照)、同社は日産自動車株式会社が出資することが決まっている。日産は三菱自動車の株式34%を取得し、取引が成立されれば筆頭株主となる。

 Jリーグは規約およびクラブライセンス交付規則でクロスオーナーシップを禁止しており、同一の企業が複数のクラブを「子会社」または「関連会社」にしてはならない。

 日産は横浜F・マリノスの筆頭株主であるため、三菱自動車が傘下に入った場合、浦和がクロスオーナーシップの規則に抵触するのではという声が挙がっていた。

 Jリーグは現時点で日産と三菱自動車の資本提携が結実していないため規約への抵触がないという見解を示すも、現状では両社の今後の展開は不明であるため状況を注視していく必要があると強調した。

 村井チェアマンは浦和の淵田敬三社長に対して、日産から見て浦和が子会社や関連会社と認定されないよう、クラブとして資本政策に努力するように求めたという。

 また、「浦和レッズが浦和レッズとして地域に根差して活動を続けていくことをリーグも期待しており、クラブもそれを目指している」と浦和をサポートしていく姿勢を示した。

【了】

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