山東魯能の監督に就任したフェリックス・マガト氏【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグの山東魯能は、フェリックス・マガト氏を新監督に迎えることを発表した。
同クラブは元ブラジル代表監督のマノ・メネゼス氏が率いていたが、国内リーグ戦では2勝3分6敗の14位と低迷。ACLではベスト8に進出しているが、メネゼス氏は解任となった。
マガト氏は、J1サガン鳥栖の監督に就任するのではという噂もあったが、最終的には実現することはなかった。
監督就任にあたり、「新たなクラブ、スタッフ、選手との仕事を楽しみにしている。私は強くなる中国サッカーに興味を持っていた。この仕事ができることを光栄に思う」と喜びを語っている。
アメリカ軍人の父を持つマガト氏は、選手に軍隊式のトレーニングを課すことで知られ、“鬼軍曹”として恐れられてきた。
山東魯能にはシャルケ時代にマガト氏のもとでプレーしていた中国代表MFハオ・ジュンミンが所属している。
再びマガト氏のチームでプレーすることになったハオ・ジュンミンは、中国メディア『網易体育』に対して当時の過酷なトレーニングについて振り返った。
「最初の数日間、トレーニングで多くの選手がおう吐していた。僕は大丈夫だったけど、一度だけ少し吐いてしまったね。オーストリアのキャンプはかなりきつかった。僕にとっては最もつらい練習だった」
国内リーグで低迷しているだけに、マガト氏は再びハードなトレーニングを課すことが考えられるが、同メディアは「今回は、ハオ・ジュンミンは“悪魔の訓練”に耐えることができるか?」と伝えている。
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