シティが獲得を狙うオーバメヤン【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティは、MFイルカイ・ギュンドアンに続き再びボルシア・ドルトムントから今度はエースのFWピエール=エメリク・オーバメヤンを獲得するつもりのようだ。8日に英メディア『スカイ・スポーツ』は、その交渉がさらに進展したと伝えている。
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、その司令塔のギュンドアンに加え、この夏すでにキャプテンのDFマッツ・フンメルスをバイエルン・ミュンヘンに放出した。その上、契約の延長を断ったとされるヘンリク・ムヒタリアンも移籍の噂が絶えない状況にある。
ガボン代表のFWオーバメヤンは、今季のリーグ戦で29試合に出場し25得点と大活躍をした。そしてヨーロッパリーグでも、準々決勝でリバプールに敗れるまで同大会の主役となっている。
さらに8日付の英紙『タイムズ』は、シティが5800万ポンド(約90億円)のオファーを提示したと伝えた。そのオーバメヤンは、レアル・マドリーからも獲得を狙っていると噂されており、本人も「夢はスペインでプレーすることだ」と告げている。
主力が大量に引き抜かれ、まるで“草刈り場”と化しているドルトムント。昨季までライバルチームのバイエルン・ミュンヘンを率いていたシティの新指揮官ジョゼップ・グアルディオラ監督は、遠くの地からその状況を微笑んでいるのかもしれない。
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