ウェールズ代表のFWガレス・ベイル【写真:Getty Images】
レアル・マドリーでチャンピオンズリーグ(CL)を二度制したガレス・ベイルは、母国ウェールズ代表を躍進へと導く存在として期待が集まっている。8日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』ほか多数メディアが伝えている。
ウェールズにとって主要国際大会は1958年に開催されたワールドカップ・スウェーデン大会以来の出場となる。EUROに至っては今大会が初参加だ。同代表のクリス・コールマンは「ベイルはこういった緊張感に慣れている。彼の経験は私たちにとって非常に大きな武器になる」とエースに寄せる期待の大きさを語った。
先日スウェーデン代表との親善試合で0-3と完敗を喫したウェールズ代表だが、コールマン監督は不安を微塵も感じていない。「この結果は何かを意味するものではない。私たちのモチベーションは高いんだ。非常に興奮しているよ」と大会初戦のスロバキア戦を心待ちにしているようだ。
ウェールズはグループリーグではイングランド、スロバキア、ロシアと同組に入った。「グループリーグを見ると我々はおそらく弱者だが、だからといって決勝トーナメントに進出できないと決まったわけではない」と大会の躍進を見据えている。
EUROは今大会が初参加となるウェールズ代表は、ダークホースと目される存在だ。果たしてベイルは母国を国際舞台で輝かせることができるのだろうか。
【了】