ロアッソ熊本のFW巻誠一郎【写真:Getty Images】
明治安田生命J2リーグ第17節が8日に行われ、ロアッソ熊本とツエーゲン金沢が対戦した。
震災後初めて九州に戻ったホームの熊本。サガン鳥栖の本拠地ベストアメニティスタジアムで金沢を迎え撃った。
試合は開始から約20秒で大きく動く。ゴール前の混戦から平繁龍一が熊本に貴重な先制点をもたらした。するとそこから怒涛のゴールラッシュが始まる。10分に清武功暉が直接FKを沈め、平繁、キム・テヨン、黒木晃平が加点し前半だけで一挙5得点を奪う。
後半は反撃に出た金沢にPK1本を含む2ゴールを与えたが、追撃を振り切った熊本が5-2で勝利。震災による中断前の3月26日に行われたJ2第5節V・ファーレン長崎戦以来74日ぶりの勝ち点3を手にした。
大量ゴールで被災地に勇気と希望を与えた熊本は次節、12日にアウェイでザスパクサツ群馬と対戦する。19日のホーム讃岐戦は金沢戦と同じく鳥栖で開催され、本拠地うまかな・よかなスタジアムでの凱旋試合は7月3日のセレッソ大阪戦の予定となっている。
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