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吉田、痛恨の逆転負けに「これを教訓にしていかないといけない」

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

吉田麻也
逆転負けを反省する吉田麻也【写真:ダン・オロウィッツ】

【日本 1-2 ボスニア・ヘルツェゴビナ キリンカップ決勝】

 日本代表は7日、キリンカップ決勝でボスニア・ヘルツェゴビナ代表と対戦した。

 フィジカルは明らかに日本より上で、技術レベルも高かったボスニア。ハイボールを長身FWジュリッチに収められ、日本は相手の攻撃を浴びた。

 吉田麻也は試合後、「無駄なファウルを与えない。なるべくCKを少なくしてロングボールを蹴らせない」ということが大事だったと改めて痛感した様子。「ここから学ばなきゃいけないことがすごくたくさんある。最終予選も始まりますし、これを教訓にしていかないといけない」と悔しさを滲ませた。

 身長差を考えれば、単純な空中戦で勝利するのは難しい。吉田は「最後のところでは競り勝たなきゃいけないけど」と話し、こう続ける。

「その回数を10回から8回、7回に減らすことによって確率も下がってくる。また、そういうボールを出させないのも技術の1つ。そういうところをやってかないとフィジカルだけでは僕らは難しいのかなと」

 そのためには「意識と実践が必要」だという。吉田はJリーグを引き合いに出し「身長の高い選手は得点ランキングで上位にいる。シモビッチ、ヨンセン、ケネディ、ワシントンとかそういう選手に日本の選手は後手を踏むことが多いので、そういう選手たちとどんどん戦ってかなきゃいけないと思う」と語った。

 さらに自身の主戦場であるプレミアリーグでは、この日のボスニアのFWも「イングランドでは決して強い方の選手ではない」という。つまり、このレベルで対応に苦労しているうちは世界も遠いということだろう。守備陣を含め、チーム全体としてさらなる強化が必要だ。

(取材:元川悦子)

【了】

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