ユベントス移籍が噂されるマテオ・コヴァチッチ(左)【写真:Getty Images】
移籍市場で目玉商品を探すユベントスがターゲットをみつけたようだ。3日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が伝えている。
ユベントスが獲得に動いているのはレアル・マドリーの新司令塔マテオ・コヴァチッチ。同選手はマドリーのラファエル・ベニテス前監督の要望により、1年前に2900万ユーロ(約34億円)とボーナスを加えた金額でインテルから移籍した。
しかし、ベニテス監督の下で期待外れに終わり、後任のジネディーヌ・ジダン監督の下では完全に除外された。さらには同選手がかつてプレーしていたホームスタジアムで行われたチャンピオンズリーグ(CL)の決勝では、スタンド観戦を強いられている。
コヴァチッチには最早マドリーには居場所がないようだ。先日にはミランが獲得に動いたようだが、現在クラブ売却問題でそれどころではない。そこで、最近になって同選手の情報調査を行っているのがユベントスのようである。
マドリーはCL決勝の日にミラノで逆オファーをし、ユベントスは拒否しなかったようだ。むしろ、獲得リストに名前を加えたようであり、その間にも同選手は移籍する覚悟があることを伝えたようである。
コヴァチッチは、すでによく知っているセリエAで、さらにしっかりとした基盤のあるユベントスでは間違いなく成長できると確信しているようだ。その上、同チームのマッシミリアーノ・アッレグリ監督もその取引を喜んでいるようである。
今のところは移籍金に見合ったプレーができていないコヴァチッチ。たった1年でマドリーから去り、かつての宿敵に加入することになるのだろうか。
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