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コパ・アメリカ開幕! コロンビアが開催国アメリカ下すも…ハメス負傷

text by 編集部 photo by Getty Images

ハメス
ハメス・ロドリゲスはゴールを決めたが終盤に負傷【写真:Getty Images】

【アメリカ代表 0-2 コロンビア代表 コパ・アメリカ開幕戦】

 現地時間3日、北中南米大陸最強を決めるコパ・アメリカ・センテナリオ2016が開幕。盛大なオープニングセレモニーが行われた後、開催国アメリカ代表とコロンビア代表が大会初戦で激突した。

 ファルカオやジャクソン・マルティネスといったブラジルW杯に出場した多くの選手を外し、新世代へとシフトしつつあるコロンビア代表は序盤から勝負強さを見せる。

 両チームを通じて最初のチャンスとなった8分、コロンビアは相手が見せた隙を見逃さず先制点をもぎ取る。この試合のために用意されたサインプレーでDFのマークを外したサパタが、カルドナのコーナーキックに見事なボレーで合わせてシュートをゴールネットに突き刺した。

 失点してしまった開催国アメリカだが、デンプシーを中心に攻撃を試みるもボールを横に動かすだけで消極的な姿勢に終始する。したたかに試合の流れを掌握したコロンビアは強烈なカウンターでアメリカゴールに襲いかかった。

 前半終了間際の42分にはハメス・ロドリゲスが相手DFのハンドで獲得したPKを冷静に沈めて2点差に。アメリカはホームのサポーターの前でなす術なくリードを広げられてしまう。

 後半、アメリカ代表のクリンスマン監督は積極的に交代カードを切って流れを変えようとする。66分にはナグベとドルトムントで活躍する17歳プリシッチを投入するが、2人ともゲームに入れず守りに入るコロンビアの前で何もさせてもらえない。

 2点のリードを手にしたコロンビアは1点も与えず守りきり、攻撃は強力な前線の数人で仕掛けるカウンターのみに徹してアメリカを沈黙させた。70分過ぎにエースで主将のハメス・ロドリゲスが左肩の脱臼で交代を余儀なくされるアクシデントこそあったものの、2-0のまま試合を締めて初戦白星を飾っている。

 4チームの実力が最も拮抗しているグループで大事な初戦を落としたアメリカ代表は、7日にコスタリカ代表との第2戦に挑む。勝ち点3を積み上げたコロンビア代表は同じ日にパラグアイ代表との試合が組まれている。

【得点者】
8分 0-1 サパタ(コロンビア)
42分 0-2 J・ロドリゲス(コロンビア)

【了】

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