清武弘嗣【写真:Getty Images】
日本代表は4日、愛知県内で練習を行った。
ブルガリア代表戦で出色のプレーを見せた清武弘嗣。香川真司らとのコンビネーションから何度もチャンスを作り出した。高い位置でプレーし続けるスタイルは、所属するハノーファーとは異なるものだ。
クラブでは下がってボールを受けることも多く、攻撃は常に清武から始まっている。だが、日本代表ではより前線での仕事を担っている。
「必ずここにボールが来るという信頼関係があるので、下がってボールを触ってもしょうがない」
どちらがいいというものではないが、相手のギャップで巧みにボールを受ける清武の能力がより発揮されるのは、日本代表の方だろう。
昨シーズンはハノーファーで10番を背負い、エース格としてプレー。「チームの中心として10番を背負わせてもらって、すごく良かった」と振り返った。
スペインからオファーが届いているという噂もあり、清武の去就については不透明。本人も言葉を濁している。まずはボスニア・ヘルツェゴビナとの決勝で、光るプレーを再び見せたいところだ。
(取材:元川悦子)
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