サンダーランドに敵地で4-3【写真:goal.com】
4日に行われたプレミアリーグ第14節、サンダーランド対チェルシーの一戦は、4-3でアウェーのチェルシーが勝利を収めた。
立ち上がりはサンダーランドの積極的な姿勢に押されるところもあったチェルシーだが、徐々にポゼッションを高めてチャンスをつくる。4分には、マタの鋭いクロスがアザールに届けば1点という場面。10分にもランパードのミドルシュートがGKマンノーネを脅かす。
だが、先制したのはサンダーランドだった。14分。ドッセーナのFKが壁に当たり、こぼれ球をキ・ソニョンがつなぐと、ペナルティーエリア内でこれを受けたアルティドールが、反転しながらのシュートでネットを揺らした。
ビハインドを背負ったチェルシーだが、すぐに気を取り直して反撃し、3分後に追いつく。ウィリアンのクロスからマタがつくったチャンスは、DFにCKへと逃げられたが、このセットプレーの流れから同点とした。左からアザールがクロスを入れ、中央でフリーとなったランパードが頭で叩き込む。
チェルシーは36分に逆転に成功。左サイドを駆け上がったアスピリクエタをおとりに、アザールが中央へ切り込みながら、右足シュートでネットを揺らした。
だが、その後のピンチをしのぎ、1点ビハインドで前半を終えたサンダーランドは、後半に入って50分に試合を振り出しに戻す。CKのこぼれ球をオシェイが叩き込んだ。
2-2とされたチェルシーは57分、高い位置でラミレスがボールを奪うと、カウンターから絶好機をつくる。アザールのシュートがマンノーネを襲うと、こぼれ球がフリーのフェルナンド・トーレスの足元へ。だが、F・トーレスのシュートはクロスバーを大きく越えてしまう。
それでも、チェルシーはその5分後に勝ち越した。左サイドでボールを持ったアザールが、一旦ランパードにパスを出してから、折り返しのヒールパスを受けてペナルティーエリア内へ。DFをかわしてから、右足シュートでネットを揺らした。
84分には、スローインを受けた途中出場のバが、ラミレスとのコンビで右サイドを突破。バのクロスがバーズリーのオウンゴールを誘い、チェルシーが4-2とリードを広げる。
だが、バーズリーは直後の86分に汚名返上。CKから3点目を奪い、再び1点差へと詰め寄った。サンダーランドは3得点すべてセットプレーから挙げている。
それでも、チェルシーは残る1点のリードは守り切り、6分間のアディショナルタイムもしのいで、3連勝を飾った。