伝説の名主審ピエルルイジ・コッリーナ氏【写真:Getty Images】
名主審として多くのビッグマッチで笛を吹いてきた伝説的な審判ピエルルイジ・コッリーナ氏が、チャンピオンズリーグ(CL)決勝“疑惑のゴール”に言及した。2日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
UEFA審判部の責任者を務めているコッリーナ氏は、先のCL決勝でのレアル・マドリーのセルヒオ・ラモスのゴールがオフサイドではという声も上がる中、「選手がプレーを行うにあたって、どうしても審判は一瞬遅れてしまうのだ」と擁護した。今後はこういった非常に難しいプレーの際はビデオ判定の使用も支持している。
#RealAtletico, LA MOVIOLA: #Ramos gol in fuorigioco, rigore netto su #Torreshttps://t.co/6HzrwD0e7X pic.twitter.com/0GiCgKUMLg
— calciomercato.com (@cmdotcom) May 28, 2016
また来るEUROでは、PK、レッドカード、サスペンションの3点については規則を改正し適用させるべきだという意見を述べている。
コッリーナ氏の母国イタリアでは、来季より試験的にビデオ判定が導入される。誤審による悲劇をなくすためには必要な措置なのかもしれないが、こうした動きには賛否両論あり、今後の議論の行方も注目である。
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