岡崎慎司【写真:Getty Images】
日本代表は2日、愛知県内でキリンカップ初戦となるブルガリア戦へ向けての前日練習を行った。
アジア勢との対戦が続いた日本代表だが、岡崎慎司にとってはヨーロッパ勢との対戦も何ら問題はない。
「海外に行ってからは外国人とやるのはもう慣れた。プレミアに行ったからではなく、海外に出たことでヨーロッパの相手とやっても普通にやれる」
ブルガリアは堅いディフェンスで対抗してくることも予想される中、日本がどうやってゴールをこじ開けるかという点もフォーカスされるだろう。「自分たちにとって難しい相手。思い返してもギリシャやベラルーシ、セルビアといった相手になかなか攻め切っても勝てなかった」と、ハリルジャパンのストライカーは振り返る。
だからこそ「やりがいのある相手だし、勝って自分たちが世界ともやれるってところを発信していかないといけない」と話した。
岡崎は日本代表として48得点を記録しており、ハリルジャパンに欠かせない存在だ。しかし、レスターでプレミアリーグ制覇に貢献したものの、5得点は物足りない。ヴァーディがゴールを量産した中で、相棒から学ぶこともあったという。
「良くも悪くも自分の世界に入っているのが、1つの良さ。例えば大事な場面が来てももう自分の世界に入っているから、外しそうになった時もよぎらない。たぶん僕も点を取っている時はそうですけど、自分の世界に入ったもん勝ちというか、それくらい自分の仕事に集中しなければいけない」
代表通算50得点まであと2点。献身的な守備も求められる中で、岡崎はFWとしての本能をピッチ上で表現するつもりだ。
(取材:元川悦子)
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