長谷部誠【写真:Getty Images】
日本代表は2日、愛知県内でキリンカップ初戦となるブルガリア戦へ向けての前日練習を行った。
「ブルガリアは非常にいい相手だと思う。映像を見ましたけど、非常にオーガナイズされたいいチーム」と話したのは、長谷部誠だ。準決勝で激突する相手を称賛しつつ「自分たちもホームでやりますし、やはり勝利は大前提。それとともに内容もしっかりと求めていきたい」と力を込めた。
これまでアジア勢との対戦が多かったが、今回のキリンカップではヨーロッパ勢と手合わせできる。日本代表のキャプテンは、こうした機会を喜んでいる。
「この2試合の相手は、本当にW杯のグループリーグで戦うようなレベルだと思う。自分たちの立ち位置というものをしっかりと感じたい」
所属するフランクフルトでは守備の役割に担うことが多く、「攻撃の部分は最初のパスを出すところでしか絡んでいなかった」と長谷部。だが、ハリルジャパンでは攻守両面での貢献が求められており、「どれだけ前に行けるかっていうのは追求したい」と意気込んだ。
久しぶりのヨーロッパ勢との対戦。当然、ロシアW杯アジア2次予選のような攻撃一辺倒のような展開にはならないだろう。
「守備をする時間も出てくると思う。そうした時のブロックの作り方とかはトレーニングでやった。試合の中で状況を見て、自分たちでピッチの中で判断するのが大事」と、長谷部は気を引き締めていた。
(取材:元川悦子)
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