日本代表は2日、愛知県豊田市内でキリンカップ初戦となるブルガリア戦へ向けての前日練習を行った。

　17時頃から開始された練習では、まずウォーミングアップとしてボール回しを行った。選手らの表情は明るく、笑い声も聞こえるなどリラックスした雰囲気。負傷中の本田圭佑も時折ボール回しに加わっていた。

　その後、全員を集めてのミーティング。ハリルホジッチ監督は大きな声で選手たちに熱弁をふるい、約3分30秒で終了。その後、全員でランニングとなった。本田はここでスタッフとともにピッチ外へ。早々と練習を切り上げた。

　ランニング後は、ストレッチをしながらのジョギングなどをこなし、15分ほどで練習は非公開となった。

　かねてより負傷中の本田には欠場の可能性があったが、10分ほどで練習を終了したことから、左ひざの状態はあまり良くないと言えるだろう。初戦のブルガリア戦は欠場が濃厚とみられる。

　大事をとっての対処とも言えるが、それであれば7日に行われる2試合目も無理をせず欠場という選択肢も十分考えられる。もし本田が欠場するとなれば、新たな選手の起用や本田抜きでの攻撃陣の組み合わせなど、キリンカップはこれまで試すことができなかったテストを実施する貴重な場となる。

（取材・文：植田路生【豊田】）

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