ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】
ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が英紙『フォー・フォー・トゥー』のインタビューに答え、今季を振り返った。
マンチェスター・ユナイテッドからドルトムントに復帰して2シーズン目となった今季は、前半戦すべての試合に出場して4得点7アシストを記録。しかし、年が明けると徐々に出場機会を失ってしまう時期もあった。
香川は「シーズン後半戦は状況が少し変わった。2月から3月はスタメンで出られない時期もあった。シーズンを通して完璧でいることはできないし、ものごとをコントロールする必要があった。ドルトムントのように強いチームでは、努力して改善する必要がある」と、当時について語った。
ドルトムントは、今季のヨーロッパリーグ(EL)でリバプールに敗れてベスト8で敗退している。アウェイでの2ndレグではリードを奪っていたものの、リバプールが驚異の粘りを見せて逆転負けを喫してしまった。
リバプールは、かつてドルトムントで指揮を執ったユルゲン・クロップ監督が率いており、香川にとっては恩師ともいえる人物である。「そんなに長い時間は話してないよ。挨拶を交わしたくらいかな」と、再会した際にはじっくり話すことはなかったと明かしている。
インタビュアーが、「クロップ監督はあなたをリバプールに連れていくことはあるのでしょうか?」と質問すると、香川は「そんなことはないと思うよ」と、“引き抜き”を笑いながら一蹴。
「今はイングランドに戻ることは考えていないし、ドルトムントのことに集中している」と、来季もドルトムントでプレーする意向を改めて強調した。
なお、現在ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督については、「彼は細かなところにも目を配る。いつも準備ができているし、試合ごとにプランがある。彼がやろうとしていることを理解するのは簡単だし、選手たちも彼の考えを実行するもの簡単」と印象を述べている。
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