「みんなと同じグラウンドでやらせてもらうのはありがたい」
6月のキリンカップ2連戦(3日・ブルガリア戦=豊田、7日=デンマークとボスニア・ヘルツェゴビナのいずれか=吹田)に向け、24日にスタートした日本代表欧州組合宿も29日が最終日。
前日午後にキャプテン・長谷部誠(フランクフルト)が合流し、総勢15人が揃った状態で最終調整が行われた。真夏の太陽が照りつける中、選手たちは4対4や6対6+GKなど実戦的なメニューを2時間近く消化。キリンカップ本番に向けて臨戦態勢が整ったようだ。
「ケガ人が出なくてよかった。練習は去年の方がきつかったですね。でも本番はここから。去年もこれをやってシンガポールに勝てなかったし、試合に勝てないと意味がない」と吉田麻也(サウサンプトン)は1年前の2018年ロシアW杯アジア2次予選初戦の失敗を引き合いに出し、改めて気持ちを引き締め直していた。
この後、代表メンバー12人は初戦の地・豊田へ移動したが、山口蛍(ハノーファー)、武藤嘉紀(マインツ)、内田篤人(シャルケ)のリハビリ3人組は解散となった。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督就任直後の2015年3月のチュニジア(大分)・ウズベキスタン(東京・味の素)2連戦以来の代表活動参加となった内田は「リハビリが長くて繰り返しの環境の中、日本代表のトレーニングに呼んでくれるのはすごいありがたい。1人でやるより、みんながサッカーをやっている同じグラウンドでやらせてもらえるのもすごいありがたいですね」としみじみと語っていた。