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アトレティコ主将、CL決勝敗戦も誇り「これぞ素晴らしくも無慈悲なフットボール」

text by 編集部 photo by Getty Images

ガビ
アトレティコ・マドリーの主将ガビ【写真:Getty Images】

 現地時間28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でレアル・マドリーに敗れ、悲願の戴冠を逃したアトレティコ・マドリー。2年前ど同じカードでの敗北に、多くの選手たちは人目もはばからずピッチ上で大粒の涙を流した。

 そんな中、120分間とPK戦までもつれた激闘でチームをけん引したアトレティコの主将ガビが試合を終えての思いを口にした。クラブ公式サイトが伝えている。

「僕らはチームを誇りに思わねばならない。明日になったらまた練習し続けなければならない。これぞ素晴らしくも無慈悲なフットボールというものだ。重要なことはあの場にいたことで、このチームは再び王者に勝利するあの場所に舞い戻れると確信している。なぜなら僕らはそれにふさわしいからだ」

 ガビは現在32歳。3年間で二度主将としてチームをCL決勝に導いたが、残された現役生活中にあの場に戻れる保証はない。それでもアトレティコの持つ可能性を信じ続けている。

 アトレティコは戦術面やチームとしての完成度で相手を上回っていたものの、最後に勝利を引き寄せたのはレアルだった。延長戦を含む120分間を同点で切り抜けても、PK戦でのわずかなミスが命取りになってしまった。

 それでもアトレティコのフィロソフィーやクラブの進む道にブレはない。レアルとのCL決勝は「これぞ素晴らしくも無慈悲なフットボール」というガビの言葉がまさにピタリと当てはまるような一戦だったが、クラブの未来につながる重要な1試合だったことは間違いないだろう。

【了】

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