レアル・マドリーのカゼミーロ【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、レアル・マドリーのキーマンは“中盤のバランサー”だと考えているようだ。27日、スペイン紙『アス』が報じている。
2年前のリベンジを目指す指揮官は、試合の入り方について「非常に緊張感があり、バランスを重視するだろう。相手はMFカゼミーロの存在がグループとしての力を高め、オフェンス力を支えている」とマドリーのブラジル人MFの存在を評価する。
また「我々は戦い方を大きく変えない。マドリーはこの4年ほぼ同じ戦い方だ。我々はより多くのバリエーションがある」と近年の対マドリー戦の相性のよさから自信をのぞかせる。それでも「カゼミーロの存在は敵をより危険なものとしている。(準決勝の)マンチェスター・シティ戦でのプレーはまさにそうだった。マドリーにスペースを与えると大変なことになる」とここでもマドリーのバランサーの名前を出し警戒を露わにした。
「チームの113年の歴史を背負うのは名誉なことだ」とプレッシャーが力になっていることを語る闘将シメオネ。その彼が警戒を公言するカゼミーロは、ともすれば自身の現役時代を髣髴させるプレイヤーなのかもしれない。激しい中盤での攻防が勝負のカギを握りそうだ。
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