清武弘嗣【写真:Getty Images】
日本代表候補メンバーの海外組9人は24日、千葉県内でトレーニングキャンプを行った。
初日の練習を終えた清武弘嗣は「そこまできつくなかった。最初の練習としては良かったかなと思います」とまずまずの手ごたえを得た様子。所属するハノーファーはブンデスリーガ残留を果たせず、2部降格となってしまった。背番号10を背負い、攻撃の全権を担ったが「10番としての責任っていうのはそこまで果たせなかった」と自身に厳しい評価を下した。
今後の去就も注目される。「2年後のW杯を考えながら自分が一番レベルアップできるところに、という思いはある」としつつ、「まだハノーファーとは2年契約が残っているので、これからゆっくりと状況を見ながら考えていければ」と話すにとどめた。
ヨーロッパでプレーすることで、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへの想いも強くなった。「もう27歳の年なので、そういう経験をするべきだとは思う」と話す。さらに「せっかくヨーロッパにいるのにそれを体験せずに帰るというのは悔いが残る」とも。ドイツで多くのことを経験し、実績を積んだからこそ新たな目標も生まれた。
ドルトムントでプレーする香川真司はそうした舞台の常連で、さらにレスターでプレミア制覇を果たした岡崎慎司も来シーズンはCLデビューを果たすことになる。
「サッカーは何があるかわからないなというのは改めて思いました。レスターが優勝したことによってサッカーって面白いなと感じましたし、これがサッカーだなと」とプレミアリーグで起こった“ミラクル”にこのスポーツの奥深さを実感していた。
【了】