インテルナシオナルのMFニウトン【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸が新たな外国人選手獲得に動いていることが明らかになった。ブラジル『UOL』など複数メディアによれば、インテルナシオナルのMFニウトンの移籍交渉を行っているという。
2015年にクルゼイロからインテルナシオナルに加入したニウトンは184cm94kgという大柄な体格を誇るセントラルMF。クルゼイロ時代にはブラジル全国選手権2連覇に貢献した。1年で7ゴールを挙げたシーズンもあり、得点感覚にも優れているようだ。
インテルナシオナルはクルゼイロに対し400万レアル(約1億2000万円)を支払って引き抜いたが、神戸はその半額にあたる移籍金200万レアル(約6100万円)ほどで交渉をまとめ上げたとみられる。
しかし、現地のジャーナリストであるジョアン・バティスタ・フィーリョ氏によれば、ブラジル入りして交渉に臨んでいた神戸の担当者が移籍金200万レアルで合意したにもかかわらず、それ以下の金額が記された契約書類を提示したためインテルナシオナル側がサインを拒否。現在は正しい金額が記された書類が日本から届くのを待っている状態と伝えている。
いずれにしろ書類さえ揃えば神戸のニウトン獲得は濃厚で、正式発表も時間の問題。インテルナシオナル側も元U-20ブラジル代表MFアンセウモを獲得したばかりで、若手の台頭などもあり代役の確保にめどが立っているためニウトンの放出に前向きだという。
神戸は11試合を終えて16失点と守備に問題を抱えている。セントラルMFの補強でチームの心臓部と言える中盤を強化し、現在の7位からジャンプアップを狙う。
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