セビージャのウナイ・エメリ監督【写真:Getty Images】
見事に史上初のヨーリッパリーグ(EL)3連覇を達成したセビージャ。前半の劣勢を跳ね返しての逆転劇の裏側には、ウナイ・エメリ監督のハーフタイム中の檄があったという。19日、アメリカメディア『ESPNデポルテス』が報じている。
前半、リバプールにリードを許し、わずかシュート1本という不甲斐ない出来に終わったチームに対し、エメリ監督は「ハーフタイムに『ここで何もしないくらいなら、来ない方がよっぽどよかった』と言った」と舞台裏を明かしている。「リバプールは偉大なチームで、前半ペースを握っていたので、我々は何かを変えなければいけなかったのでね」と選手たちを叱咤したことを告白した。
「サポーターや自分たち自身を喜ばせるためにも、我々は我々自身であることが大事だった。ホームのサンチェス・ピスファンにいるような感覚でプレーしなければならなかったよ」
監督の檄が功を奏したか、後半逆転に成功し3-1と見事にELを制覇した。しかし、そんな彼らのシーズンはまだ終わっていない。次の日曜日にはバルセロナとのコパ・デル・レイ決勝が控えている。「もうひとつのファイナルがある。最大限の準備をする」と2冠を賭けた戦いにエメリ監督の気持ちはすでに切り替わっている。
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