クリスティアーノ・ロナウド(左)とアレックス・ファーガソン氏(右)【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドの伝説的名将サー・アレックス・ファーガソン氏が、愛弟子クリスティアーノ・ロナウドがリオネル・メッシより優れている理由を打ち明けている。18日、スペイン紙『アス』が報じている。
ファーガソン氏は「世間でよく話されている、ロナウドとメッシ、どちらがすごいかという議論は興味深いね。誤解しないで欲しいが、メッシは素晴らしい選手だ。だが、違いがあるとするなら、あくまでも彼はバルセロナの選手なんだ」と語った。
「でも、例えばロナウドはストックポート・カウンティ(イギリス6部リーグのチーム)でだってプレーできるし、そこでハットトリックもできる。彼はすべてを兼ね備えている。両足、頭でゴールでき、そしてライオンのように勇ましくもあるのだ」
また、自らが育てた多くの名選手とも比較し「デビッド・ベッカムやガリー・ネビルはそのプロ意識で偉大な選手になった。が、ロナウドは倒れるまで練習していたし、今でもそうだ。彼は世界一の選手になるということだけを望んでいたんだ」とロナウドのサッカーへの情熱を述懐している。
ロナウドが上かメッシか上か。現代サッカー界において、最も議論の尽きないテーマだ。2003年から6シーズンをロナウドと共に戦ったファーガソン氏はその進化の過程を最も近くで見てきた人物だ。ひいき目もあるだろうが、ここでのファーガソン氏の解釈はこの議論の答えのひとつとしてサッカーファンにどう映るのだろうか。
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